ご覧いただき誠にありがとうございます。
マホガニーメタリックに赤幌の組み合わせ、この見た目に「おぉ！これは！」と思い開いていただいたのではないでしょうか。
そうなんです、こちらのボクスターＳ。まさに唯一無二の一台なんです。写真からもその特別感を感じていただけると思いますが、これより詳細を書かせていただきますのでどうぞご覧くださいませ。

まず一番のセールスポイントと言っても過言ではない、「カラーリング」について。
ボディカラーはマホガニーメタリックになります。メタリックが含まれた茶色８割赤み２割のとても綺麗かつ希少なボディカラーです。
光の入り方によっても見え方が変化するので、まさにポルシェに相応しいカラー。そしてこのマホガニーメタリックにマッチするソフトトップカラーはレッドで決まりでしょう。
そうなると気になるのが内装。こちらのボクスターSはインテリアカラーがベージュです。ブラックではなくベージュをチョイスされているところはさすがです。
そしてカラー以外のポイントも実はたくさんございます。まずはアルミホイール。現在装着しているホイールは20インチでゴールド塗装が施されています。
デザインはカレラSホイールなのですが、実はこちらType991.2モデルの純正カレラSホイールです。Type981でカレラSホイールを装着している車両も見かけますが、それらは全てその時世代のType991.1モデル。なんか嬉しくなってしまいますね。タイヤは少々固さがありヒビも見受けられるのでお乗り出しのタイミングで交換しリフレッシュしてスタートしていただきたいと思います。
次にフロントバンパーに注目です。エアインテークにはメッシュ加工を施してあります。これによってエアインテーク内への異物混入を防ぐことが出来、かつちょっと他とは違った個性をアピールできそうな印象ですよね。バンパー下部には主張しすぎないフロントリップスポイラーを装着。これらの効果によってとてもゴージャス感のあるインパクトが与えられています。
次にリアスタイルのポイントですが、GT系のリップディフューザーが装着されておりますので2本出しのスポーツテールパイプの存在感をより力強い印象へと高められています。
ここまで拘りを持って造り上げられた個体は絶対に他では見つかりません。

続きまして内装です。先ほども申し上げましたがベージュカラーのインテリアです。シートはフルレザーでボクスターには珍しいエレクトリックコントロールスポーツシートとなっております。
このオプションシート自体を目にすることはあまりございません。フル電動化となっており、更に記憶させたいシートポジションを記録する事ができるメモリースイッチ付き。
そんな希少シートに座ると目の前にはスポーツデザインステアリング。入庫当時はグリップ部分に使用感が見受けられましたので、グリップ全体のリペアを行い現在は気持ちよく握れる綺麗なコンディションになっております。
そしてシフトノブありますセンターコンソール周辺にある各オプション装備で増えていくスイッチですが、写真をご覧いただければ分かる通りほぼ全て搭載しております。
スポーツクロノパッケージからはじまり、ノーマル/スポーツのシャシー設定を選択できる切り替えられるPASM、もはや説明不要のスポーツエグゾースト、オートエアコンスイッチにシートヒーター。
ここまで搭載していれば「もう十分ですよ」と言いたくなる贅沢な内容となっております。
こうしてボクスターSというグレードの中でのヒエラルキーで頂点に君臨する個体となっています。

それでは楽しみな走行レビュー。
キーを差し込みエンジン始動。Type981独特の荒々しくも軽快な咆哮と共に車体が目を覚まします。（温まってくると案外静かに。）走り出すために超低速でハンドルを切り始めると同時にハンドルの軽さを実感。
オプションのパワーステアリングプラスを搭載しているので、片腕だけで楽にハンドルを切ることが出来ます。この装備は速度感応パワーステアリングといって、低速走行時や駐車操縦時の操舵力を軽減してくれる結構ありがたい機能となっています。元々重さのあるステアリングのため、非装備のポルシェでは片手操作がややきつく感じます。これは特に女性の方にとっては嬉しい装備ではないでしょうか。
では早速走り出します。まず走り出した感想として「2.7のベースとの違いがイマイチ良く分からないぞ！？」と思いました。先代モデルのType987の時の方が走り出した瞬間に何となく分かったのですが、Type981ではその時以上に違いを感じにくい印象です。逆をいえば2.7のベースがそもそもとても高いクオリティに仕上げられているんだなと思えました。ですがそんな事を思ったのもつかの間、中速域から少しアクセルを踏み込んだ時の軽快な伸びを感じた時に一瞬にして「あ、これはSですわ」とはっきりと違いを体感。それがどう生きてくるのかというズバリ「楽に乗れる」なんです。
街乗りして使う事を考えれば、低速トルクもあり少しのアクセル操作でも加速できる「S」が最も使いやすく楽に乗れると思います。その上、オプションのPASMが搭載されているので乗り味もかなり良くなります。街乗りではどちらかというとほとんどが低速域の速度で走りますが、低速域ではPASMの乗り心地の良さが同乗者にも体感できるのでデートカーとしてもお勧めです。
また、走らせていて感じたのはスポーツプラスモードとスポーツエグゾーストのコラボ技が最高に気持ちいいという事。ガーーーっとアクセルを踏み加速していき、その後アクセルを抜いて減速が始まった時の雷のような「バラバラバラッ！！」というサウンドが心の奥の方まで沁みわたります。文字どおり悦に浸れます。そしてエコな運転を心がければリッター8～9位はいく優等生ぶり。
いや、もう最高じゃないですか。見た目の最高、中身も最高な車なんて中々ありません。高速道路で安定的な走行を続ければリッター11～13も全然可能です。
実は私自身Type981のボクスターを所有していた時は本当にお利口さんでした。そして最高に楽しませてくれました。ですので皆さまにも同じ楽しさをぜひ味わってほしいと思っております。

皆さまからのお問い合わせをお待ちしております！

◎付属品◎
取扱説明書/保証書兼整備手帳/スペアキー１本/ナビ取説

◎メンテナンス記録◎
２０１２年　９月　４日　　　　　　１７ｋｍ
２０１３年　１月１７日　　　２，５２２ｋｍ
２０１３年　９月３０日　　　６，７３２ｋｍ
２０１４年　１月１９日　　　８，５２２ｋｍ
２０１４年１１月　５日　　１１，５４２ｋｍ
２０１７年　９月　３日　　１６，２３９ｋｍ
２０１８年　３月２０日　　１７，４０２ｋｍ
２０１８年　９月１３日　　１８，２２１ｋｍ
２０１９年　８月２２日　　２０，１０１ｋｍ
上記全て、ポルシェセンター整備

２０１５年　８月２７日　　１５，０３１ｋｍ
２０２０年　７月２８日　　２０，７００ｋｍ
上記認証工場整備

◎主な標準装備◎
7速PDK/左ハンドル/純正クラリオンナビ（Bluetooth/フルセグTV/CD･DVD再生）
アイドリングストップ機能/可変リアスポイラー/オートライトシステム/キーレス/ETC

◎追加搭載オプション装備◎
マホガニーメタリックカラー/ベージュインテリア/スポーツクロノパッケージ/スポーツエグゾースト
14Wayエレクトリックコントロールスポーツシート（レザー）/シートメモリー付/シートヒーター
ゴールド塗装20インチカレラSホイール（Type992モデル）/カラークレストセンターキャップ/
PASM/コーナーセンサー（フロント＆リア）/電動格納ミラー/キセノンヘッドライト
スポーツデザインステアリング（パドルシフト付き）/パワーステアリングプラス
フロントリップスポイラー同色ペイント/ダックデザインリアスポイラー同色ペイント
リアバンパーディフューザーブラックペイント/室内フットLEDホワイト/スモーカーパッケージ（禁煙車）
ウィンドディフレクター/オートエアコンシステム/ドライブレコーダー/バックカメラ

エンジン：水平対向6気筒自然吸気
総排気量：3436cc
最高出力：315ps（232kW）/6700rpm
最大トルク：36.7kgm（360Nm）/4500～5800rpm
燃料タンク容量：64リットル（プレミアム）