2022.09.29 | ブログ, 整備・車検
千葉県勝浦市にお住まいのお客様からポルシェ911(type996)ウインカー修理のご依頼です。
「出したウインカーが戻らない」「出したウインカーレバーがすぐに戻ってくる」。長く996をお乗りでしたら経験したことがあるお客様も多いのではないでしょうか。修理を承っている当工場としては「996あるある修理」として大変多くの修理のご依頼がございます。
故障が少ないポルシェといえども996であればどんなに新しくても20年近くは経っていますので、素材部分の経年劣化は起きてきます。それでも他車と比較すると圧倒的によく頑張っているので「さすがポルシェ」とひとりスタンディングオベーションをしたいくらいです。
さて、分解していきます。
↓こちらがその部品になります。ウインカーレバー・ワイパーレバー・ファンクションレバーが一体となったものです。
↓非分解の部品なのですが、とにかく故障が非常に多いので、好奇心旺盛のオートカフェサービスアドバイザーとしてはやはり分解してみたくなってしまうのであります。
ということで、壊れてしまった方の部品を分解したものがこちら↓
↓強靭なバネをこんな小さなプラスチックのフックで支えていたのであります!これを20年よく頑張りました!(ひとりスタンディングオベーション中👏)
もし購入直後にこの症状が出たらつい怒りたくなっちゃうかもしれませんが、点検は非分解で難しいですし症状が出る時は突然ですので、事前に対策するとすれば新品に取り換えるしかないとすると正常に動いている部品を交換するそれもなかなか難しい判断ですね。うぬぬ。。
ですが大事な大事なウインカー。ブレーキランプも後続に減速を知らせたり5回踏んで「ア・イ・シ・テ・ル」のサインを送ったり皆様にとって非常に重要な部分ですが、ウインカーが出ない場合も同様に事故の原因となりうる重要な部分です。症状が現れたら早めの修理をお願いします。
オートカフェにお任せ下さい。
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