2022.06.06 | 整備・車検
ポルシェにとって日本の気候やストップ&ゴーを繰り返す交通環境は、世界的に見てもシビアコンディションと言われています。
そこで一番大事なメンテナンスが「適切なエンジンオイルの管理」
エンジンオイルは車に詳しい方もそうでない方も一番耳にする消耗品の一つだと思います。
ポルシェ専門店であるオートカフェではポルシェの車種ごと、そして使用頻度や乗り方に応じてサービスアドバイザーが適切なエンジンオイル管理をご提案しております。
そこで今回はポルシェのエンジンオイル交換に関するお店選びの重要性をお伝えしたいと思います。
ポルシェに対して知識のないお店でエンジンオイルの交換を依頼したとします。そうする事で下の写真の様な状態が発生します。
左側が一般的なカー用品店でエンジンオイル交換を行っていたポルシェのオイルドレンボルトとガスケットになります。
まずドレンボルド、もうめちゃくちゃなめってます。間違った工具やサイズ違いで過度なトルクで締め外しを行ってしまったのでしょう。
さらにドレンガスケット(丸い輪っか)もあきらかに再使用されています。
オートカフェでエンジンオイル交換を行う時や、ディーラーでメンテナンスを行ってきたポルシェではまずこの様な事はありません。
ですが、街中のカー用品店でメンテナンスをされていたポルシェでは残念なことにこの様な状態になっている事が非常に多いのが現実です。
ポルシェで使用されているドレンボルトやドレンガスケットは、一般のカー用品店ではまず在庫していませんので本来交換すべき部品が再使用されてしまいます。
この様な状態のまま使用されますと、エンジンオイル漏れの原因にもなりますし、高額な修理に繋がってしまう恐れもあります。
たかがエンジンオイル交換ですが、専門知識のない所で行ってしまうと大きな代償を払う事になってしまうかもしれません。
オートカフェではエンジンオイル交換も当然専用の工具で正確なトルクで外し・締め作業を行います。
また、ドレンガスケットはオイル交換ごとに合わせて交換する事でオイル漏れを未然に防いでおります。
【整備】ポルシェ マカンGTSのエンジンオイル&オイルエレメント交換