2022.06.17 | 整備・車検
いざという時に車が止まらなかったら!?
ブレーキは構造上オーナー様ご自身で点検することが困難です。ということは「ブレーキが気になる=異常を感じたとき」になります。音・振動・効き…。命に係わる部分が異常を感じてからと考えると怖いですね。ですが、定期点検を受けていないと異常を感じる前に状態を知る機会は車検ごと(2年に1回!)。もっと怖くなります。。「お金で買えない大切な人の命」でも「車検の交換部品のお金」となるとついためらってしまう。どれだけ大切なものか・危険なものかをちゃんと伝わるように伝える側の責任も大きくあると感じます。オートカフェではご購入または車検でご入庫のお客様に無料定期点検を6ヶ月毎に行い、早期発見での異常予防に力を入れ見守っております。
今回のご依頼はポルシェ987ボクスター、千葉県流山市にお住まいのお客様からご依頼いただきました。点検と併せてブレーキダストを少なくしたいというご希望もございました。欧州車のブレーキダスト問題は皆様の悩みの種。対策としてはホイールコーティング、そしてブレーキパッドを低ダストのものに交換すること。今回はブレーキパッドとともにブレーキローターに劣化がみられていたので同時交換をご提案しました。
ブレーキパッドとブレーキローターが合わさる部分、ここの摩擦でブレーキをかけるわけですが、下の写真で確認できるように削れている部分とそうでない部分があります。この状態ですとブレーキ鳴きや寿命、制動力にも影響します。ローターの一番外側にある残ったフチの部分でパッドセンサーの線を削り切ってしまうケースもあります。ブレーキはポルシェの重要な長所ですのでしっかりと正常な状態にしたいところです。
ということで低ダストパッドとともにブレーキローターの交換です。今回はDIXCEL製です。
これでブレーキ性能を保つとともにブレーキダストを効果的に低減できます。ブレーキパッド&ブレーキダスト交換はオートカフェにご相談ください。