2022.07.02 | 整備・車検
千葉県成田市にお住いのポルシェ986ボクスターのオーナー様より
拝見すると冷却水が漏れておりトランクルームが悲惨な事に。
今回はトラブル発生後、早期にお越しいただいたのでエンジンもダメージは無く一安心です!
早速、ボクスターを点検して修理に取り掛かります。
写真の黄色いツマミがオイルレベルゲージ、黄色いキャップがエンジンオイル、青いキャップが冷却水です。
今回の原因はリザーブタンクに亀裂が入り、その隙間から冷却水が漏れておりました。
冷却水漏れの原因は他にもラジエターの故障、ラジエターホースやヒーターホースのゴム劣化、ウォーターポンプの寿命などが挙げられます。
先ずは冷却水を抜いてタンクの中身を空にします。
冷却水が空になったら続いてリザーブタンクを取り外します。
写真上が今回取り外したリザーブタンク、
写真下が交換する新しいリザーブタンクです。
それでは早速取り付けて行きましょう。
大変な作業といえばエンジン側からのホースの脱着です。
室内からエンジンルームのカバーを取って幌を途中まで開けながら作業を行いました。
そして無事に交換完了です。
冷却水漏れはエンジンにとって深刻なダメージとなります。
冷却水が漏れたまま走行を続けるとエンジンがオーバーヒート、はたまたエンジン自体が焼き付いてしまう恐れがあります。
そうなるとエンジンの乗せ換えが必要になったり、最悪の場合には廃車という事もあり得ます。
そうなってしまったら悲しいですね・・・
人間と同じで車も早期の治療が必要なんですね。