2022.04.12 | 整備・車検
屋外駐車のポルシェオーナー様必見の内容です。
特に花粉や砂汚れなどが地域柄多い場所に駐車場を持つポルシェオーナー様は該当しやすいかもしれません。
今回のご相談はこちら
通常、気温の変化などで外側の窓ガラスが曇ってしまう事はよくありますよね。特に寒い時期の朝は窓ガラスに水滴が多くついていたり。
ただ、今回のご相談はその真逆です。外側ではなく内側に水滴がつき曇る。
その場合、車内に湿気が影響している可能性があります。
早速ボクスターをお預かりします。
各部分の点検を行います。
そしてサイドスカートを外した際におそらくここだろうという所を発見しました。
画像をご覧いただけると分かると思います。本来、幌を伝ってボディ内に流れてきた水分はここの排水ドレーンから外へ吐き出される仕組みですが、そこに大量の泥が詰まって出口を完全に塞いでしまっています。
排水ドレーンのゴムを取り外してみると…
大量です。ここまで塞がっていると逃げ場のなくなった水は車内に侵入してしまいます。確認のためにフロアマットをめくってみると、若干ではありますが水が数ミリほど溜まっていました。
幸いにも発見が早かったので、フロアマット下にあるコンピューター等には影響はございませんでしたが、車内に侵入した水によって内側の窓ガラスに水滴がついてしまっていたんですね。
排水通路の中の泥汚れも掻き出して綺麗に清掃します。
今回は無事に清掃が完了し大きなトラブルもなく解決しました。
ですが、実は過去にも同じような症状でフロアマットしたの床一面が水浸しになっていた911を見たことがあります。
911はボクスターのようにカブリオレではありませんでしたが、違う排水ドレーンが詰まってしまい気づいた時には車内が水浸しの状態でした。
ポルシェオーナーの皆様も、もし車内の窓に水滴や曇りが生じていたら大きなトラブルになる前にご相談いただいた方が良いと思います。同じようなお悩みを持つオーナー様がいらっしゃましたらポルシェ専門のオートカフェへお気軽にお問い合わせくださいませ。