2024.10.25 | ブログ, 整備・車検
夏も終わり、かなり過ごしやすい季節となりました。
今年の夏も猛暑で、幌をオープンにしてドライブすることはあまりなかったのではないでしょうか?
いよいよボクスターを存分に楽しめる季節です。
オープンにして紅葉や山間部などへ、ぜひドライブにお出かけください!
幌(コンバーチブルトップ)を開けて走ることはあっても、降りる際には閉めてから降車がほとんどではないでしょうか?
また幌が開いた状態で降車して、幌が収納された状態を最後に見たのはいつか覚えていますか?
981ボクスターは、下の写真の赤丸部の幌がリヤトランクリッドに当たってしまっている個体が多くなってきています。
正常な状態がこちら。幌とリヤリッドに隙間があります。
幌(ソフトトップ)を分解していきます。
早速ですがこちらが原因!
わかりにくいですが、幌布本体内側と内部の引っ張る部分の接着(赤枠部)が剥がれることでオープン時に幌を引っ張ることが出来ずリアリッドに干渉してしまっています。
また、オープン時に幌をたたむために紐で引っ張っているのですが、強い力に耐えられず布が解れて、引っ張り切れなくなっています。
部品構成を見てみましょう。
部品図の【1】の不具合ですが、単品部品や補給部品は有りませんのでASSYとなります。
【1】はポルシェ純正品で677,600円、その他必要パーツや技術料も併せると…。
悲しいことに現代の自動車整備士はエンジニアではなくチェンジニアと揶揄されることがあります。
これは、修理と言ってもディーラーでは基本的に新品部品交換対応となり、【不具合部品を治して修理する】ということがほぼないからです。
オートカフェのエンジニアもディーラー時代はチェンジニアでした…。
しかし、今は違います!
整備士は基本的に手先が器用で物作りが得意な人間の集まりです。
オートカフェでは、チェンジニアと言われないためにリペアに力を入れています。
今回もリペアで対応しました!
幌の構造や力の加わり方などを考慮し、他に不具合を生じさせないよう使用するリペア部品などを厳選し対応。
リペア後、幌がしっかり折り畳まれリヤトランクリッドとの干渉がなくなりました。
オートカフェではポルシェの構造や作動を熟知したうえで作業を行っています。
オートカフェは『時間優先』ではなく『作業内容優先』で常にポルシェと向き合っています。
歴史的に後世に価値の残るであろうPorscheを、完璧なリペアにて後世に引き継いでいきます。
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