2024.09.05 | ブログ, 整備・車検
走行中に突然メーターに警告が表示され、不安になりますよね。ポルシェ991では他の故障に比べ、発生頻度の多い警告です。
一概には言えませんが、この警告はほとんどがチェンジオーバーバルブ(切り替えバルブ・VSV)が原因で異常を検出しています。
今回は当初『ドアの内張り浮き修理』と『天張り(ルーフライナー)張替え』でご予約の東京都杉並のオーナー様の991が、オートカフェに来る道中に警告が表示されたてしまいました。
『DME 991 B6 自然吸気エンジン』 に故障コードp1432が記録されています。予想通りの故障コードです。
※フロントドアの故障は内張りの浮き修理を同時進行しているので、内張りを外している為に故障コードを拾っています。
エンジンルーム内のバルブ不具合がほとんどの為、色々な点検手順を飛ばしてエンジンルーム内からバキューム配管気密保持点検&単体点検を行います。
↑ わかりにくいですが負圧がかからずバルブの不具合が一目瞭然です。
↓ 配管は負圧を保持するため、その他のバルブは現在は正常です。
この部品が不具合をよく起こすチェンジオーバーバルブです。今回は外見に異常は見受けられませんでしたが、膨らんだり亀裂が入ってしまっていることが多々あります。
部品の交換後、再度診断機にて故障メモリーを確認しコードが消えることを確認。走行テストをして症状が出ないことを確認して完了。
部品の在庫があるため即日終了!『ドアの内張り浮き修理』と『天張り(ルーフライナー)張替え』はまた後程…。