2024.08.18 | ブログ, 整備・車検
マフラー出口の印象が変わり、サウンドも大きくなりポルシェのエグゾーストサウンドを堪能でき気持ちがいい!
と、良く耳にします。
では、唐突ではありますが『不正改造=犯罪』もかっこいい!と思いますか?
986,987、981、982(718)のボクスター・ケイマンと997.2、991.1、991.2、992で、私の知る限り日本で合法(保安基準適合)に使用可能な、社外マフラーは有りません!!
これは平成22年4月1日に施行された『加速走行騒音規制』によるものです。以前は音量がOKなら車検もOKという状況でしたが、『加速走行騒音規制』以降は日本の検査機構により事前に認証を得たマフラーのみが合法(保安基準適合)となったためです。
と言いつつも、欧州規格に適合したEマーク付きのマフラーは存在します。もちろん日本でも車検適合となります。
しかしながら、規格は適合なのですが、使用過程で音量が基準と越えとなり車検不適合となったケースが当社であります。
当社では不正改造となりうる商品は、お取り扱いをいたしません。
またボクスター・ケイマンはマフラーに第二触媒が入っている為、『マフラー交換=触媒の取外し』となり問答無用で『不正改造=犯罪』となってしまいます。
第二触媒は外見からは判断できず、ポルシェを知らない業者様が知らずに車検を通してしまっていることがあります。
新規で千葉県松戸市よりお越しのオーナー様の12か月点検にて状況をご説明したところ、オーナー様は中古購入時から知らなかったとのことで、不正改造は嫌だとのことで純正中古マフラーにお取替えとなりました。
他社様のマフラー交換ブログとは、なんだか工程が逆ではありますが…。早速お取替えしていきます。
社外品マフラー外して
年数の経ったマフラー交換は結構大変です…。ボルト・ナットが錆により緩めることが不可能な状況になり切断・プレスで取外しと重作業となります。
純正マフラーを取付け
ノーマルに戻りサウンドこそ小さくなりましたが、ポルシェオリジナルサウンドを手に入れました。
オーナー様は不正改造車でなくなったことで、気持ちスッキリ喜ばれオリジナルサウンドを響かせてお帰りになりました。